その英語ネイティブには通じないかも!
肌寒い季節に重宝する「パーカー」。これって英語ですよね??
うちの奥さんはカナダ人。和製英語・カタカナ英語を投げかけて反応を見てみます。今日の単語は「パーカー」です。
寒くなってきたね~。そこのパーカー取ってくんない?
えっ?どれ?パーカーって何?
目の前にあるじゃん!
これ?これはパーカーじゃない!これはフーディーよ!
パーカーはネイティブには通じません!
正しくは、フーディー(hoodie)!フードがついている服という意味合いです。
パーカの綴りは「parka」。衣類の一つで、首の根元に頭を覆うフードが付いている外套の総称で、ロシア北部に住むネネツ人が話すネネツ語で「動物の皮」を意味するparkaが語源。房にはカリブーやアザラシの毛皮が取り付けられている。
「parka」をそのままローマ字読みすると「パルカ」。日本語表記パーカーは厳密には誤りですね。
当然、ネネツ語なので英語圏の人には通じない!
フーディーの綴りは「hoodie」で、英語のスウェットシャツ(sweat shirts)にフードが付いた服を指す。日本で一般的にパーカーと呼ばれている衣類はほとんどが、パーカーではなくフーディー。
1930年代にスポーツ衣料メーカー「チャンピオン」が開発し、ニューヨークで販売したのが始まりと言われています。
ジーンズのようにく、元々は労働者の作業服として販売された。
1970年代にヒップホップアーティスト達がフーディーを着用したことがきっかけでファッションブランドが取り扱うようになり、1976年公開のアメリカ映画『ロッキー』で主人公が着用していたことがきっかけで爆発的な人気を呼びました。
日本で広くフーディーが着られるようになったのは、1990年代に流行したヒップホップファッションからで、スケーターファッションの一アイテムとして取り入れられました。流行が去った後にも、着なくなった子供達のお下がりを親達が着用するなどして幅広い年齢層に広まっていきました。
子供服のフードなどに関連する事故発生を受けて2010年より、身長120cm未満の衣服においては、「上着のフード・襟首の部分に引きひもを付けないこと」などの安全策が講じられているとのこと。
寒くなってきたね~。そこのフーディー取ってくんない?
そうね~、寒くなってきたね~。わたしも新しいフーディーが欲しくなったわ!
じゃ週末に買い物にいこっか!